BLOG 院長ブログ

気圧と歯のはなし

おはようございます

保田です

 

今朝は良いお天気、少し暖かくなりそうです。

 

さて、本日12/2は”日本人宇宙飛行記念日”です。

1990年、TBSの秋山豊寛記者(当時)を載せた

ソ連のソユーズTM11号が打ち上げられ、

日本人初の宇宙飛行に成功した日とのこと。

 

宇宙飛行士は、打上げの前に歯科検診を受けることはご存知でしょうか?
JAXAのHPに以下のような文言が記載されています。

“船外活動をするとき宇宙服の中は約0.3気圧に減圧されています。

宇宙飛行士はその減圧環境で作業をします。
古い治療でその後虫歯が進行して歯に空洞ができていると、
周囲の減圧に従って空洞の中の空気が膨張し歯を内側から
圧迫するため痛みが生じる場合があります。

船外活動を終了して1気圧の船内に戻ると、

虫歯でできた空洞の中は約0.3気圧に減圧されているため、
虫歯が押し込められるような痛みが生じる場合があります。
このように圧力差が異なる環境で作業をするときに、
生体の密閉空間は思わぬ症状を引き起こすことがあるのです。”
これは、悪天候のため低気圧が近づいたときにも同じことが起こります。
もし、気になることがありましたら、お気軽にご相談ください。

よろしくお願いいたします。

2021.12.02