青田デンタルクリニック

BLOG 院長ブログ

バラモンキング参戦記 その5(バイク編)

2019.07.04|プライベート

おはようございます。
雨です。

世田谷も結構降りそうです。

さて続きです。

スイムを順調に終え
まずはバイク準備のトランジションです。

海から上がったところにシャワーがあり
まず海水を流します。

そこからバイクの準備が入った袋を受け取り
テントの中で着替えます。

着替えながら最初の補給、
アミノバイタルを飲みながら着替えて
バイクに向かいます。

バイクで走り始めるまで約10分
次の競技開始です。

ここから180キロ、
私の人生でも初の長距離です。

最初は割と平坦で淡々と漕ぎながら
体調を整えます。

6期間以上漕ぎ続けるので
水分を補給しながら
漕いだまま栄養補給をします。

最初からバイクに補給を載せておきます。
私の場合、運動しながら固形物はダメなので
ジェルをボトルにまとめて入れておき
それをOSー1で薄めてさらに電解質を摂取するため塩を混ぜておきます。
水分は水とスポーツドリンクが給水所でもらうことができます。

バラモンキングはトライアスロンロングの中で
最もバイクパートが厳しいと言われている大会で
ほぼ登りと下りしかありません。
さらに今年は風が強く向かい風の時は
本当にバイクが前に進みません。

ただ何を言っても走り切るしかないので
とにかく漕ぎ続けます。

しかし4時間を超えてくると
まずお尻が痛くなってきます。
競技用自転車はシートが硬く
パッド付のズボンをはいていますが座っていられないくらいの痛さです。
立ち漕ぎを交えながらなんとかごまかします。

ひたすらに漕いでいるのでいろいろ考えます。
最初は今日の競技のこと、
そして医院や患者さんのこと
家族のことも考えます。
わざとらしいかもしれませんが感謝の気持ちが溢れます。
今日大会に参加できていることに対して
本当に感謝しながら漕ぎ続けます。

しかし終盤に入ると体が限界で
リタイアしたい気持ちが出てきます。
まだ自分にはこの距離は無理だったとか
なんでこんなことしているのかなどネガティブな考えが次々出てきます。
いままでトライアスロン10戦以上、
すべてどんなに調子が悪い時でもすべて完走してきたので
リタイアだけはしたくない、しかし苦しい。
空っぽの状態になると本当の自分が見えてきます。

しかし最後は感謝というよりも気合と根性そしてプライドで走り切りました。
バイクゴールの時は同じタイミングでフィニッシュした人と
風の強さの話をしました。
後で聞くと今までの大会で一番風が強く
リタイア続出だったそうです。

バイク中6時間以上、一度も降りることなく
最後まで走り切りました。

もう限界、とも思いましたが
またトランジションでランの準備へと向かうのでした。

ここからフルマラソン、、、

また明日に続きます。